ヴァッハウ渓谷に映える水色のデュルンシュタイン修道院
12月23日にスタートした真冬のドナウ川クルーズ11日間の旅について、さらに続けます。オーストリア国内をリンツ、グラインと寄ってきたリバー・ベアトリスは5日目の12月27日の朝に水門を抜けて、メルクへ到着しました。この日の午後にはメルクを出航し、ヴァッハウ渓谷のデュルンシュタインへ向かいます。ここで下船しますが、真夜中にはまたウィーンへ向けて出航するのでした。
まずはお気に入り写真からです。残念ながらこの日も曇り空でしたが、それでもこの水色のロココ調の塔がシンボルのデュルンシュタイン修道院にアプローチする瞬間には、胸がじ~んといたしました。まずはメルクへ向かうところに戻ります。
朝焼けの向こうにメルク修道院の屋根が見える頃、接岸する間際に水門を通過しました。
「今日こそは晴れますように」とてるてる坊主にお願いしたのですけれど、メルクの船着き場に着く頃にはまた雲が立ち込めてきてしまいました。船での朝食のあと、すぐにメルク散策を開始いたします。
メルク修道院の入口です。ベネディクト派の大きな教会で、以前訪れたローマの南にあるモンテ・カッシーノ修道院に構えがよく似ていると思いました。
見学の途中で建物の外に出ました。間近から見る修道院です。ドイツやオーストリアにはこんな黄色の建物が数多くありますけれども、これほど迫力のあるのは珍しいと思います。ドナウ川からはこの修道院の上の方だけが見えていたのですね。
金ぴかのゴージャスな内装に大きなため息をつきながら、撮影禁止の修道内の中をこっそり隠し撮りしてしまいました。さすがに有名な図書室の方は撮影できませんでしたが、まぁこんな感じでした。
修道院の窓から見えたメルクの町並みです。外の写真は撮影を許されていました。広いメルク修道院を見て回るだけでお昼には船に戻り、午後の出航に備えました。
ドナウ川のメルクからウィーンの近くまでが、世界遺産のヴァッハウ渓谷になります。晴れるともっとキレイだと思いますけど、元々冬枯れですからこんなうらぶれた雰囲気もある意味味わいがあって宜しいかと。
そうこうするうちに、次の目的地のデュルンシュタインに近づきます。教会の塔が見えるはず・・・。
見えてきました。
デュルンシュタインの船着き場から上陸します。
塔のアップです。
大聖堂は写真撮影が自由に出来ます。ここでもオルガンコンサートが開かれました。
あっという間に日が暮れて、真っ暗な道を船に戻りました。夜が明けるといよいよ憧れのウィーンに到着いたします。
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