ゴルナーグラート展望台と逆さマッターホルン・ハイキング

ヨーロッパアルプス絶景の旅・11日間の6日目にあたる7月11日木曜日は午前中に登山電車でリッフェルアルプ駅から3つめのゴルナーグラート駅へ向かい、ゴルナーグラート展望台を訪れました。そしてそのあとは登山電車で1駅戻ってローテンボーデン駅で下車し、マッターホルンが逆さまに見えるリッフェル湖を通って次の駅、リッフェルベルク駅まで下るハイキングを楽しみました。この日の観光ルートは日本人に絶大な人気があるらしく、展望台もハイキングコースも日本人の観光客が大多数を占めているのに驚きました。


これはハイキングコースの終盤に見たマッターホルンです。雨こそ降りませんでしたが、高いところに雲があって少し残念でした。それではホテル、リッフェルアルプ・リゾートがあるリッフェルアルプ Rifferlalp 駅からスタートして、この日のエクスカージョンに参りましょう。

朝8時30分頃のリッフェルアルプ Riffelalp 駅です。ここの標高は2,211メートルで、登山鉄道で3駅先の終点、ゴルナーグラート Gornergrat 駅は3,089メートルです。

明け方には快晴で紅いマッターホルンを堪能したのですけれど、次第に高いところに雲が出てきて明るい曇り空になってきました。標高3,130メートルのゴルナーグラート展望台からはこんな感じです。左端がマッターホルンですね。

マッターホルンの前に建っているのは山岳ホテルのクルムホテル・ゴルナーグラート Kulmhotel Gornergrat です。たったの25室しかありません。

小さい池がありました。薄曇りのせいで水面に何も映っていません。この分ですと逆さマッターホルンも見られないのでしょうか。

でも雲は高いところにあるので、展望台に着いてみるとなんと滅多に見られないという360度の大パノラマを見ることができたのです!さっそくパノラマ撮影してみました。真ん中がスイス最高峰のモンテ・ローザ、その左はゴルナー氷河、モンテ・ローザの右は氷河を挟んでリスカム、白いふたご山のツヴァイリンゲ、一番右の黒っぽいギザギザしたのがブライトホルンです。

標高4,634メートル、ヨーロッパアルプスではモンブランに次ぐ第2の最高峰、モンテ・ローザ Monte Rosa が丸見えです。

真ん中は標高4,257メートルのリスカム Liskamm 、その前の氷河は左がグレンツ氷河、右の狭いのがツヴァイリンゲ氷河です。

左の二つの白い山がツヴァイリンゲ Zweillinge のカストール Castor とポルックス Pollux、右の大きくて黒いのが標高4,164メートルのブライトホルン Breithorn です。クライン・マッターホルン展望台が右端の方にちょっぴり見えます。

またパノラマで、ブライトホルンから少し離れて小っちゃくマッターホルンがあります。

マッターホルン Matterhorn の標高は4,478メートルです。ここで一番高いわけではないのに、ほかの山々から離れているのと、スッキリとした山容で特別なのですね。

展望台ではどちらを向いても日本人ばかり。高いところにある雲は一向に晴れませんがどんどん混んでくるので、ハイキングへ急ぎます。

ゴルナーグラート駅から登山列車でひと駅移動します。標高2,815メートルのローテンボーデン Rotenboden から標高2,582メートルのリッフェルベルク Riffelberg まで下るハイキング・コースは300メートル弱の下り道、楽ちんで見晴らしがとても佳いのだそうです。

電車を降りるとすぐ目の前にリッフェル湖があります。やや、奇跡的に逆さマッターホルンが見えそうです!左にある茶色の山はマッターホルン登頂を目指す登山者がテスト登山する山だそうな。

はい、この通り、青空を望むことは出来ませんでしたがくっきりと『逆さマッターホルン』を捉えることができました。

これが先ほどのテスト登山のための山、リッフェルホルン  Riffelhorn です。

足元には楚々と咲くスミレの花。

あ、岩の上にマーモットがいました。

リッフェルベルクの駅と真正面には山岳ホテル、リッフェルハウス Riffelhaus が見えてきました。あと少しで駅なのに終盤はけっこうきつかったです。

リッフェルベルク駅からゴルナーグラート鉄道に乗って終点のツェルマットまで下りてきました。どの建物も花が飾ってあって素敵。

そんな中のひとつ、ロマンティック・ホテル・ユーレン Romantik Hotel Julen 。

ここでゆっくりとランチをいただきました。

食後はツェルマットでショッピングです。小さい珈琲屋さんで、日本ではとても高いシロッコ紅茶をお安く購入することが出来てラッキー!

ツェルマットは午前中訪れた場所に比べると日本人濃度がすっかり薄まっていましたっけ。ここも魅力的な町でした。

いばりこぶた's WORLD

『いばりこぶたの気ままな生活(旧・ナチュかわオバサンの気ままな生活)』というアメブロに、旅の写真を中心に好きな芝居や音楽、グルメなどについて綴ってきました。ここではそれらを写真中心に編成し直してみたいと思います。

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