GW・北イタリアの旅、次の目的地のベルガモへ

今年のゴールデンウィーク6泊8日の旅ではコモ湖畔のヴァレンナ1泊のあと、以前からとても気になってたベルガモの町を訪れる日が来ました。ところが、予定していたホテル手配のクルマがなかなか到着しませんでした。

ヴァレンナのホテル・ロイヤル・ヴィクトリアをチェックアウトしたのが4月29日月曜日、ホテルのレストランでランチをいただいた後、13時に送迎のクルマが来るはずでした。ヴァレンナからベルガモまで約60km、約1時間半の午後2時半には憧れのベルガモへ到着するはずでした。・・・これはベルガモの中心に在るシンボリックな建造物、コッレオーニ礼拝堂 Capella Colleoni とサンタ・マリア・マッジョーレ教会 Santa Maria Maggiore。

それが、南にあるレッコを出たタクシーが北へ向かう湖沿いの一本道をロイヤル・ヴィクトリアホテルのあるヴァレンナへ向かう途中で物凄い渋滞に巻き込まれてしまったそうで2時間近く待たされました。

助っ人のクルマがようやく到着し、南へと向かう途中で渋滞に巻き込まれたクルマを発見、動かないクルマの列を尻目にそのクルマがUターンしてくれて、助っ人のクルマからそちらへ乗り換えることができました。レッコのタクシー会社から来たという運転手さんはとても陽気でしたので、怒る気持ちも失せてしまい気分もよくなってベルガモへ向かいました。

こうしてベルガモに到着したのは午後4時過ぎです。ベルガモでは下にある新しい町バッサから上にある古い町アルタへ。ホテルは歴史的建造物がひしめき合う中にありました。

ホテル・ルレ・サンロレンツォ Hotel Relais San Lorenzo はベルガモの歴史的中心地であるチッタ・アルタの西のはずれにあるとても静かなプチホテルです。基盤はローマ時代の遺跡をそのまま利用しており、地下のレストランには遺跡の石積みがむき出しとなっています。


そんなレストランはHosteria と云います。ここで2回朝食をいただくことになります。


さながら博物館付きのレストランというわけです。


ホテルの前のサンロレンツォ広場はメイン・ストリートのバルトロメオ・コッレオーニ通りのどん詰まりにあります。この日の晩は通りの途中にあるコンサートホール、Teatro Sociale での国際ピアノフェスティバルのコンサートチケットを予約していましたので、チェックインの後、少し落ち着いてからちょっと下見に出掛けましょう。

バルトロメオ・コッレオーニ通り。

ここに本当にコンサートホールがあるのかしら?

確かにここみたいですが。

一旦、部屋に戻ります。


日が暮れて、サンロレンツォ広場もバルトロメオ・コッレオーニ通りも日帰り客がいなくなり、静かになりました。


ヴェッキア広場 Piazza Vecchia も昼間の喧騒が嘘のようです。


よかった、やっぱりここですね、午後8時過ぎにようやく明かりが点きました。


観光客はほとんどおらず、地元の人たちが集まってきています。



素朴なコンサートホールですね。


バルコニーも歴史がかっています。


煌びやかさはありませんで、何だかホッとする場所です。

こんな感じですから。この日の演奏はフェスティバル・フィルハーモニー Filarmonica del Festival、指揮がピエール・カルロ・オリツィオ Pier Carlo Orizio、ピアノ演奏はフランチェスコ・ピエモンテシ Francesco Piemontesi。演目は次の2つで、ブラームスのあとでピエモンテシがアンコール曲を3曲も演奏してくれました。

Brahms: Concerto per pianoforte e orchestra n.2, op.83

Schumann: Sinfonia n.4, op.120


心温まる演奏会でよい思い出になりました。次はホテルとベルガモの町をご案内します。

いばりこぶた's WORLD

『いばりこぶたの気ままな生活(旧・ナチュかわオバサンの気ままな生活)』というアメブロに、旅の写真を中心に好きな芝居や音楽、グルメなどについて綴ってきました。ここではそれらを写真中心に編成し直してみたいと思います。

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