プロヴァンスのリュベロンにある小さくて美しい村、ローリス

この夏、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加するためにプロヴァンスを初めて訪れ、ローリス Lauris 郊外にあるホテル、ドメーヌ ド フォンテニル Domaine de Fontenille に3泊しました。ローリスはラ=ロック=ダンテロン La Roque-d'Anthéron とはデュランス川 La Durance を挟んでちょうど対岸にあるちっちゃい村で、ホテルから南南東に2.2kmの位置にあり、ホテルからはクルマで5分、歩くと約30分かかります。


これがローリスの市街地です。鳥かごみたいな教会のトップの灯りが、8月17日のホテルに到着して最初の晩に夕食時、遠くホテルのレストランのテラスからよく見えました。8月19日の午前中にあそこまで散歩しようと、連れとトボトボ歩いて行くこととしました。

ホテルを出て、クルマの通るロックフライッシュ道路を南へしばらく歩いて行くと、ローリスの市街地に向かう石段の道があります。

石段を登ると眺めのいい場所に出ました。遠くサント・ヴィクトワール山のシルエットが見え、そのすぐそばにエクスアンプロヴァンスの町並みが見えます。

ローリスの 集落は小高い里山のような土地にあります。

アジア人の私たちが珍しいのか、小さい女の子がじっとこちらを見ています。

Sylvie Fleurs は村にある品のいいお花屋さん。

土曜日の朝、既にカフェに人々が集まってきていました。道行く地元の人はみな焼きたてのバケットを持っています。

市庁舎の前にある小さい広場は明るい雰囲気。

市庁舎の建物も可愛い。

目抜き通りは静かです。

明るい色彩の家々。

どの家も緑がいっぱいです。村はずれにあるお城を目指します。

デュランス川の広い川岸に面して18世紀に建てられたというお城に到着しました。

今年の夏、プロヴァンスは雨がほとんど降らなかったそうで噴水のある池も干上がっていました。

お城の庭からデュランス川のむこうに、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭の会場があるフロラン城公園 Parc du Chateau de Florans の植え込みが望めました。写真の右上の方です。

お城の敷地内にファブリックでできた素敵なアクセサリーを扱うお店があり、そこで日本人女性に出会いびっくりしました。そのお店を経営しているという女性にこんな村を訪れる日本人はほとんどいないし、たまに来るのは普通の日本人ではないと言われ苦笑してしまいました。

あの女性、元気にしているかしら・・・。日本から、来年以降にラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加なさるなら、ぜひローリスかこの近郊にあるホテルに宿泊なさるのをお勧めするのですけれども。

いばりこぶた's WORLD

『いばりこぶたの気ままな生活(旧・ナチュかわオバサンの気ままな生活)』というアメブロに、旅の写真を中心に好きな芝居や音楽、グルメなどについて綴ってきました。ここではそれらを写真中心に編成し直してみたいと思います。

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