雨の角館と田沢湖、そして乳頭温泉郷の妙の湯温泉へ
2017年の6月末、今度は出張で秋田へ。木・金・土曜日を秋田で過ごしたのち、7月日の土曜日の午後から仙台の時と同様に東京へ直帰することなく、今度はレンタカーで角館(かくのだて)、田沢湖を経由して初めて乳頭温泉郷へ参ることといたしました。
乳頭温泉郷にある温泉旅館のひとつ、『妙の湯温泉』にある眺めの佳い『草庵』は到着したときのフロントであり、夕食または朝食のお食事処でもあります。乳頭温泉郷へ東京から電車でアクセスするには秋田新幹線こまちで田沢湖駅下車となります。私たちはこのこまちの線路に伴走する国道を通って出張先の秋田から盛岡へ行く道をクルマで移動し、途中で角館、田沢湖と乳頭温泉郷に立ち寄りました。
まずは霧雨で濡れそぼる角館の武家屋敷通り、楓もみじと枝垂れ桜の青葉がキラキラしています。
武家屋敷のひとつ、普通に表札が出ていました。
続いて田沢湖へ。角館も田沢湖も乳頭温泉郷も仙北市にあります。
この日は道中こぬか雨が降っていたせいか、7月最初の土曜日だというのに田沢湖畔では観光客は全くおらず遊覧船も欠航でシーンと静まりかえっていました。ここから田沢湖高原にある温泉街を経て、乳頭温泉郷を目指します。
田沢湖高原から先はずっと濃霧の中でしたが宿泊する妙の湯温泉はそれほど山奥ではなく広いバス通りに面していますので、クルマでのアクセスは思っていたほど大変ではありませんでした。
鬱蒼とした緑に囲まれ、きれいな川が流れる静かな土地です。
妙の湯温泉の玄関です。すごく雰囲気がいい。
玄関を入ると上がりかまちに品のいい七夕のしつらえがありました。
入ってすぐにある『草庵』のお部屋で、お抹茶とお菓子をいただきながら個別にチェックインします。
宿泊するのは桜館にある『雪椿』という部屋、1階の角部屋です。部屋の外にはこんな空間がありました。
部屋で浴衣に着替えたあと、さっそく貸切露天風呂へ。温泉ゾーンは撮影不可となっています。混浴露天風呂も貸切露天風呂もこの滝に面しています。ほかに男女別の内湯がふたつずつ。
夕食は先ほどの『草庵』、朝食は『都忘れ』の部屋でいただきました。
秋田の銘酒に合わせて、蓴菜の酢の物やきのこ汁、鱒のお刺身や鮎の塩焼き、比内鶏の入ったきりたんぽ鍋など地物をふんだんに使った素朴な郷土料理に舌鼓です。
デザートのさくらんぼに炭酸入りシロップをかけてくださいました。
翌朝の食事はここ、『都忘れ』の部屋です。場所を確認して部屋に戻りました。温泉は内湯も露天も24時間入ることが出来ますので、この日は早く休んで夜が明ける午前4時過ぎに朝風呂に入ることといたしました。朝風呂の気持ちよいことと行ったら筆舌に尽くしがたいものでした。紅葉シーズンにまた訪れたいと思いました。
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