パッサウ・シュテファン大聖堂でのクリスマス・イブのミサ
真冬のドナウ川クルーズ2日目もまだパッサウにおりました。日中、クリスマスマーケットが終了してますます静けさを増した町中を散策し、船でのウェルカム・レセプションとディナーを終えたのち、寒さに備え思いっきり厚着をしてふたたびシュテファン大聖堂へ向かい、現地の人人に混ざって夜10時からのクリスマス・イブのミサに参加しました。
クリスマス・イブのミサの準備ができた、パッサウ・シュテファン大聖堂の中の様子です。既に厳かな空気が流れていました。
クルーズ船のリバー・ベアトリスは3つの川が合流する「Dreiflüsseeck(3つの川のカド)」通称オルトシュピッツェ(Ortspitze)と呼ばれている合流地点近くに停泊していたので、朝食のあとここから散策をスタートします。
向こう岸に1719年に建設されたというオーバーハウス Oberhaus と呼ばれる要塞が在ります。今では歴史博物館やカフェ・ユースホステルなどに利用されており、眺めが抜群とのことですが、この日のようなどんよりとした曇りの日には望むべくもありません。
前日も見えた市庁舎。壁には歴史的なドナウ川の洪水の水位が縦に目盛ってありました。
そしてパステル・カラーの美しい町並み。
ガラス博物館 Glasmuseum。Wilden Mann(ヴィルデン マン)という名のホテルに併設されています。エリザベスII世、通称シシィが滞在したという部屋もあるそうです。
「芸術家通り」と呼ばれる石畳の道。
ドンドン進みます。
大聖堂の裏手に出ました。正面に廻って入場してみましょう。
最初に出しました祭壇の写真のアップです。振り返ってみますと・・・
噂のパイプオルガンがありました。このあとのクリスマス・イブのミサではこのオルガンの生演奏を聴くことが出来ます。
夜のミサの会場を下見したのち一旦、赤い大理石が美しい大聖堂をあとにして近くにあるドームカフェへ向かいました。
カフェは地元の人々で満席のため断られ、併設されているチョコレートショップへ。美味しくてお値打ちのチョコレートでした。ショップの店員さんは陽気な方で、試食をさせてくれました。
少し歩いて老舗で人気のカフェ・シモンへ。とても目立つデコレーションの外装でした。
ホットチョコレートドリンクをいただきます。
カフェ・シモンの裏手から、ドナウ川に下りていき川沿いを船へ。
ディナーのあと、クリスマス・イブのミサへ向かいます。10時から満員御礼の大聖堂内でミサが始まりました。世界第二の大きさというパイプオルガンの荘厳な響きと、それに合わせた司教の美しい詩の朗読のようなお説教の声に圧倒され、素晴らしい体験の夜となりました。
真夜中にリバー・ベアトリスが出航しました。
さようなら、パッサウ。次の船着き場、リンツへと向かいます。
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