ドイツ・パッサウのクリスマスマーケット最終日
真冬のドナウ川クルーズの起点となったのは、ドイツの南西部のバイエルン州に属する要塞の町で、ドナウ川・イン川・イルツ川の合流地点にあるパッサウ Passau です。私たちが国際ミュンヘン空港からバスで到着し、リバー・ベアトリスに乗船した12月23日は、クリスマスマーケットの最終日でした。船の客室に荷ほどきをして一段落したあと、船着き場からタクシーでパッサウの旧市街へと向かいました。
午後2時ごろ、気温零度ほどです。クリスマスマーケットはドイツの南部ではクリストキンドルマルクト(Christkindlmarkt)と呼ばれます。思っていたよりも質素な雰囲気で観光客も疎らでした。向こうに見えるのがシュテファン大聖堂 St. Stephen's Cathedral です。
イル川とドナウ川、イルツ川が合流する交通の要衝にあるパッサウはパステルカラーの可愛らしい町並み。小高い丘の上にある大聖堂前の広場まで少し歩きます。
店先のクリスマス・ディスプレイ。
ようやく大聖堂に到着しました。パッサウには翌24日の夜中まで停泊します。クリスマス・イブにはここで真夜中までミサが行われるのでそれに私たちも参加する予定です。
メリーゴーラウンドも昔ながらといった雰囲気でいかにもドイツらしい感じです。
お気づきかと思いますが、日本のお祭りの屋台とは大きく異なるのがどの店も使い捨てのプラスチックなどではなく、個々の屋台は緑色に塗られた木製の小屋で出来ています。
売られている商品もなんだか素朴です。
広場に屹立する銅像はマックス・ヨーゼフ(Max Joseph)の愛称で知られる初代バイエルン王のマクシミリアンI世 Maximilian I Joseph of Bavaria(1756-1825)。
とことんグリーンが基調のお店ばかり。
ラートハウス(市庁舎)Rathaus の時計が3時20分を指している頃、早くも辺りに宵闇が忍び寄ります。予想していたよりもずっと静かなクリスマス・マーケットの幕引きでした。
翌朝に大聖堂前広場 Domplatz を訪れてみると、既にクリスマスマーケットの囲いはなくなっており木製の緑色の小屋が次々と撤去されていました。小屋ごとどこかにしまっておいて何度も再利用するのかな、と思いました。
0コメント